低汚染弱溶剤2液型フッ素樹脂塗料 サンフロン®UV
環境にやさしくメンテナンスコストを低減へ
サンフロン®UVは、強靭で強い結合エネルギー(C-F)を持つ4フッ化構造のフッ素樹脂を採用し、高性能な塗料を実現しました。
超高耐候性
太陽光に含まれる紫外線(UV)や風雨、錆などの劣化因子から塗装面を強力にブロックします。
低汚染性
雨水が塗膜になじみやすい親水性塗膜となり、塗膜表面の汚れを雨水で流すセルフクリーニング技術を採用しました。
環境低負荷
塗料用シンナー希釈タイプのため臭気がマイルドで、下地(旧塗膜)の適用が幅広く、鉛・クロム化合物をはじめ、ホルムアルデヒドを配合していません。
防藻・防カビ性
風雨に溶出しない薬剤を包剤化し、長期間美観を維持します。
作業性
速乾性で作業性にすぐれます。
用途 | ・戸建住宅、集合住宅、商業施設など壁面の上塗り ・建築構造物、建築用パネル、各種金属部材など ・各種旧塗膜など塗り替え用上塗り |
被塗物素材 | ・コンクリート、モルタル、サイディングボード、ALC、スレート板など ・鉄部、亜鉛めっき銅板、アルミニウム、ステンレスなどの金属面 注)付着適性のない部材や旧塗膜の状態により付着が十分得られない場合がありますので事前にご確認ください。金属部に塗装する場合は必ず下塗りに適性のあるプライマーを塗装してください。アクリル板、塩ビ、木部には塗装できません。 |
製品構成 | 主 剤:081-9020 サンフロンUV 調色品 13kg、2.6kg 硬化剤:081-2140 サンフロンUV 硬化剤 2kg、0.4kg |
配合比(重量比) | 主剤:硬化剤=6.5:1 |
可使時間(ポットライフ) | 12時間(10℃)、5時間(20℃)、4時間(30℃) |
超高耐候性
4フッ化構造を持った弱溶剤可溶タイプのフッ素樹脂を採用しているため、耐紫外線性、耐酸性雨性、耐アルカリ性をはじめ、海岸地域や工業地帯などの厳しい環境においても、非常にすぐれた耐久性を発揮します。また、従来型のフッ素樹脂塗料に比べ耐候性がすぐれています。
サンフロン®UVは、耐候形1種相当の超高耐候性
促進耐候性試験は当社において、JIS A 6909 建築用仕上塗材の耐候性B法(XWOM:キセノンランプ法)に基づいて試験した結果です。
日本工業規格(JIS)では耐候性の品質を、「塗膜に異常がなく、光沢保持率が80%以上、変色の程度がグレースケール3号以上、白亜化等級1以下」を基準とし、品質区分が分類されています。
耐候形1種:照射時間2500時間
耐候形2種:照射時間1200時間
耐候形3種:照射時間600時間
低汚染性
建築物の壁面に見られる筋状の汚れは、美観を著しく損なっています。この汚れは壁面上部のやや平らな部分にゴミやほこりが堆積することで、雨天時に汚れた水となり、壁面を筋状に流れて残ります。都市部の汚れ物質は親油性であるため、塗膜表面を親水性にすることで、雨水が塗膜を全体的に流れ落ちるような挙動となります。また、汚れ物質も塗膜になじみにくいため、流れ落ちる水により浮き上がりながら落ちてゆきます。サンフロンUVは従来以上の親水性塗膜を示すため、すぐれた低汚染性を発揮し、メンテナンスコストの低減につながります。
屋外暴露試験(雨筋汚染性・屋外タンク1.5年後)
環境低負荷
塗料用シンナー(ターペン)で希釈でき、弱溶剤系の溶剤で構成されているため、臭気がマイルドで、あらゆる用途に塗装できます。また1回の塗り替え改修で塗り替え間隔を大幅に延ばすことができるため、メンテナンスコストの低減が図れます。その上、鉛・クロム化合物をはじめ、ホルムアルデヒドを配合していません。
防藻・防カビ性
水に溶けない強力な防藻・防カビ剤を採用しました。また、特殊成分が薬剤を包剤(カプセル)化することで風雨により流出しないため、長期間持続性を発揮します。
性能表(社内にてJIS K 5658 及び JIS A 6909 を参考に実施)[サンフロンUV ホワイト]
合格項目一覧
試験項目 | 品質 |
容器の中の状態 | 主剤、硬化剤ともにかき混ぜたとき、堅い塊がなくて一様になる。 |
低温安定性 | 塊がなく組成物の分離・凝集がないこと。 |
初期乾燥によるひび割れ抵抗性 | ひび割れがないこと。 |
表面乾燥性 | 【23℃の場合】 8時間以内で表面乾燥する。 【5℃の場合】 16時間以内で表面乾燥する。 |
塗膜の外観 | 正常である。 |
ポットライフ | 5時間で使用できるものとする。 |
耐衝撃性 | おもりを落下したとき、割れ及びはがれが生じない。 |
付着性(クロスカット法) | 分類1又は分類0である。 |
温冷繰返し | 試験体の表面に、ひび割れ、はがれ及び膨れがなく、著しい変色及び光沢低下がないこと。 |
ひび割れ充てん性 | 基板の溝の部分に、塗膜のひび割れ及び穴がないこと。 |
可とう性 | ひび割れがないこと。 |
重ね塗り適合性 | 重ね塗りに支障がない。 |
耐アルカリ性 | 飽和水酸化カルシウム水溶液に168時間浸せきしたとき、異常がない。 |
耐酸性 | 5%硫酸に168時間接したとき、異常がない。 |
耐湿潤冷熱繰返し性 | 湿潤冷熱繰返しに耐える。 |
耐候性 A法 | キセノンランプ300時間照射した後、ひび割れ及びはがれがなく、変色の程度がグレースケール3号以上であること。 |
耐候性 B法(耐候形1種) | キセノンランプ照射時間2500時間で、塗膜にひび割れ、はがれ及び膨れがなく、光沢保持率が80%以上で、変色の程度がグレースケール3号以上であり、白亜化の等級が1以下であること。 |
屋外暴露耐候性 | 屋外暴露24ヶ月で光沢保持率が60%以上で、試料の色差が見本品と比較して大きくなく、白亜化の等級が1又は0である |
基準値と比較した項目
試験項目 | 品質/基準値 |
隠ぺい率%(白および淡彩) | 96/90以上 |
鏡面光沢度 | 82/70以上 |
付着強さ(N/mm²) | 【標準状態】 1.0/0.7以上 【浸水後】 0.9/0.5以上 |
透水性 B法 ml | 0.1/0.5以下 |
※上記試験の結果は特定の場合における実測値または結果であり、その性能を保証するものではありません。